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第17章 監禁

美晴said


はぁ・・・。


トイレ・・・。


トイレ行きたい・・・。


雨が降る中私は濡れないように窓に寄り添って外を眺めた・・・。

トイレを我慢し過ぎて・・・お腹も痛い。


龍君が住むタワー・・・。


見える・・・。


龍君・・・・。


今何時だろう・・・・。


もう意識が遠のく中・・・・。


ガチャガチャ・・・・と窓の方で鍵が開く音。


・・・・・・。


振り返ると・・・幸助が鍵を開け・・・・・。


ガラガラ・・・。


「・・・・・・・」


「腹減った・・・・。」


・・・・・・・。


私は震える体を自身で抱える様に部屋に入り・・・その場に座った。


「なぁ、・・・腹減ったって言ってんだけど・・・・。」

・・・・・・。


顔を上げると・・・冷めた目で見る幸助・・・・。


壁に手を付き立ち上がってキッチンに向かった。


時計を見ると１２時半・・・・。


もう・・昼だった・・・。


うどんを茹で・・・トイレに行って・・・・着替えて戻ると・・。


幸助がキッチンに立っていた。