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愛の調教バトル
第3章 調教前夜・男

そんな訳で、とりあえず、なんだかんだと引き延ばしながら、私が乗り気でないことを悟らせようとしたのだが、一途なあの子はそれくらいのことでは全然怯まず、なんとか私に頷かせようとまっしぐらに突き進んでくるので、私は押しまくられタジタジになってきだ。
それでついうっかり、18歳未満お断わりなどと安易に口を滑らせてしまったのだが、すかさずそれなら18歳になったらしていただけるんですねと、逆手にとられしっかり念を押されてしまった。
アホことをしてしまい我ながら情けないと思いながら、窮地に陥ってしまったこの事態をどうやって切り抜けようかと思案しているとき、あの子はびっくりするようなことを言ってきた。
なんと、私を思い浮かべながらバイブを口に咥えて、毎晩のようにオナニーをしていると報告してきたのだ。
さらにフェラではSは、噛まれることはないと信じてMの口に急所であるイチモツを咥えさせていることを根拠に、調教をされるMはもちろん自分の身体すべてをSに預けているのだから、SM調教は互いに無防備を晒し合う信頼関係でなりたっているのではないかとまで、付け加えた。
それを聞いて思わずゾクッと身震いするほど驚かされた私は、いっぺんに気が変わった。
あの子は心底、ご両親が実践していたと思われる愛のSMを追求し、実体験しようと固く決意している。
だから、もし私があくまで奴隷にすることを拒めば、なんとか私に代わるSを探し出して奴隷にしてもらおうと考える可能性が高い。
それ自体はそれで別に問題ないのだが、何せ未成年の高校生だしSMに関しては初心者中の初心者だ
。
おまけに思いこんだら一途に突っ走る性格のあの子のことだから、またネットでご主人様募集だってやりかねないかもしれない。
そんなあの子の身に危険が及ぶようなことは、絶対にさせるわけにはいかない。

