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ずっと傍に……
第27章 舞い降りる奇跡…
陽葵…
この手紙が届いて陽葵は驚いているでしょうね。
目を見開いて、この手紙を持つ手が震えているのかもしれませんね。
その光景が目に浮かびます。
本当は、24歳の誕生日を一緒に過ごしたかった。
僕がお祝いをしてあげたかった。
頑張ってみたんですよ。
一日でも長く陽葵といられるように。
それでもこれが僕の運命だったんだと思います。
陽葵…
笑えていますか?
笑って元気に生きていますか?
それとも泣き暮らしているのでしょうか…
前者であってほしいと思います。
僕は陽葵の笑顔が好きでしたから。
陽葵の笑顔は僕の太陽でした。
陽葵が笑っていてくれれば、僕も頑張れた。
だから最後まで僕は頑張れたんですよ。
次は陽葵の番です。
陽葵が頑張って生きる番です。
僕はずっと陽葵の傍で見ていますから。
陽葵の笑顔が消えない限り、これからもずっと傍にいます。
だから笑って!!
24歳の陽葵の人生が素晴らしい一年でありますように
心より愛を込めて 友紀也』

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