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第17章 奈々美の受難…

結城のセリフで書きたくなった。
と言いましたが愛撫の先に②の２９６ページです。

『わかるでしょう、君がそんな風だから陽子さん以外の人から軽く観られるのです』
とか
『わからないのですか？君が今まで受けてきた仕打ちを』
等いずれも結城が奈々美に言った事で不意に裏話が書きたくなりました。

◎君がそんな風だから、とは…
奈々美はごく普通のＯＬで特技として優れている事もなく何か失敗すればすぐに落ち込むし涙ぐむ
あたしが、あたしが…と悪い方に考える事も多い
片思いばかりでつきあったのも高瀬が始めてで２度目が結城なので恋愛経験も浅い
頼まれれば残業もするので断れない気質

◎君が今まで受けてきた仕打ちを、とは…
占いで初めてでも感じた奈々美なのに高瀬では濡れずに感じる事が出来なかったのは高瀬が下手くそで自分本位なだけのやり方だから。

あの当時奈々美は高瀬が好きで今回も片思いなんだとわかってただけにつきあえる事で舞い上がるもエッチは漫画や小説のように優しいのを夢みてた。
もしくはおでこにキスだけでも彼女は舞い上がるので夢見がちで男女のつき合いを知らない。

奈々美の初めては高瀬ではなく結城で奈々美にとっては陽子が勝手に約束した予言であっという間に処女を奪われてしまう。
好きでもない男に初めてを奪われても結城が上手だから彼女は感じてしまう。
奈々美としたらその時点ではまだ高瀬とつきあってはいないが高瀬に申し訳ない気持ちを持ち続けてしまう。

好きなのに高瀬さんにはなんで痛いばかりなの…？
そんな混乱だろうか。

まずその２つのシチュエーションが奈々美にとっての受難だと思われ、えぇ〜ストーリーの最初っから？って事なのです。

初めて愛撫の先にを読まれる読者様はここでガシッと読む気持ちを掴まれたのではないかな？
作者が読者ならこんなシチュエーションが好きでニヤける〜♡♡

結城だよ結城。
インテリでイケメン、しかもオーナー。
金髪にスーツ。
キスはワインの味なんていいに決まってる♡♡♡

そんないい男の要素も高瀬が好きな奈々美には何の魅力もないのだが初めてみた結城に見惚れた事は書いているので彼女も何らかの感想はあったのだろう。
奈々美には予言とは最悪な夜になってしまったが作者的には好きなシチュエーション。

次の受難とは高瀬は女遊びが好きなせいか奈々美が濡れないのが気にいらない。