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大好きだから...
第5章 小池と向き合う
週末の休みはあっという間に終わる。
朱里と休みの日に家事をしながら
色んなことを話すだけで楽しい。
そして新たな1週間が始まってすぐ
小池がデスクの近くにやってきて
コーヒーを置いてきた。
『正人さん。外回りでしょ?
これ飲んで頑張ってくださいね』
「小池。ここは会社だ。
ちゃんと苗字で呼ぶように。」
『そんな照れなくても!!』
「照れてない。」
またこの会話一週間続くと思うと嫌になる。
今週は外回りが多くて
朱里の弁当食えないから夜は早く帰りたいのに
こういう時に限って色んなトラブルが...
「はい。結城です」
『課長大変です。決まりかけていた商談
新人が怒らせてしまって辞めると…』
「は?ありえねぇ。
ッくそ...今から帰る。」
はぁぁぁー残業だ…
また朱里の顔見るだけになりそう。
結局その週は晩飯を一緒に食うことなく
週末を迎えることになりそうだった。

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