この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
記憶の彼方に眠る恋
第7章 失われた記憶
 そして現在―――。
 拓麻は同じ諦めの境地にあった。
 記憶を取り戻したことにより、紗友莉が「親友」から「恩人」にまで、自分や家族の中では昇格したことは大いによかったのだが、「恋人」では決してなく、従って紗友莉との距離が縮まったわけでは決してないのだ。
 そしてそれは、望未との婚約以外に道は無いということを、拓麻に知らしめていた。
 お守りを名残惜しげに見つめながら、ガックリ肩を落とす拓麻。

 そんなとき、玄関のベルの音が、拓麻の耳にも届いた。
「来たのかな」
 拓麻はお守りをその場に残し、部屋を出て、階段を降りていった。
/166ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ