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第2章 決戦！　近藤勇！！

　近藤はじっと待っていた。俺と花楓が言葉を交わす間にいくらでも切り込む隙はあっただろうに、ただ興味深そうに俺達を見ていた。

　俺の体から青白い光が立ち上る。

「ふむ…これがお前達の力か」
「そうだ。俺には今、花楓の力がそそがれている。これなら─」

　右手で握った刀をたらりと落す。体に沿って力なく揺れる。

「勝てる」