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さらに近くてもっと甘い
第7章 奥様の誕生日

「あとは……かなめと…」
「─────」
イラっとしたのを抑え込む。
「愛花ちゃんと……」
「……っ……」
「猫ちゃんたちと……」
「ちょっと待てっ…!!」
大人気なく隼人の肩を掴んだ光瑠は、少年に迫る。
「だいじょーぶ!ひかるは当たり前だから言わなかっただけだよ」
「っ……なら…いい…」
たぶらかされているような気もしなくもないが、当たり前と言われて気分を良くした単純な光瑠は、力を緩めた。
「あとは……甘いもの…とか?」
「甘いもの……な……」
確かに真希は甘いものに目がない。
特にチョコレートが大好物で……

