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幸せになれる恋
第9章 ショッピング
「悪いけどお前ら帰って。
桜ちょっと来い。」
聖はそう言って桜の手をひいて歩いた。
何も喋らずにスタスタと桜の手を引いて
歩き続けた。
桜はさっきの女の人との約束で
いたたまれない気持ちになり
聖と会わないようにしようと決めた
一方、聖は落ち込んだ。
また桜を傷付けた。守れなかった。
一緒に居てやらなかった自分のせいだと...
だからこらからは桜を離さないと決めた
二人とも無言で歩き
聖の車に帰ってきた。
聖は助手席をあけて
「桜、乗って?」
桜は乗らなかった
「桜、お願いだから...
乗ってくれ。頼むから…」
桜は立ったままだった。
「桜、話するから」
そう言われてやっと車に乗った。
聖はよかったと一息ついた。
桜は早く話おわらせてここから降りないと
あの女の人がきたら...と怯えた。

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