この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
幸せになれる恋
第30章 引越し
「昨日の夜寝ている時に熱測ったら
すごい高熱でしたよ?
今日はお仕事休みませんか?」
私のこと願いは虚しく拒否された。
今休むと仕事が押して
休める時に休めなくなるからと
聖は車の鍵を手にマンションから出て行った。
お昼くらいに聖から来たLINEには
遅くなるからごはんは要らない。
先に寝ててと言うLINEだった。
暇だなと思いながらもラッキーと散歩に行き
夜ご飯に食べるものを近くの商店街で
買って帰ると部屋の前にいたのは聖の母だった。
『そう、本当に忙しいのね…
倒れる前に休まさないと』
心配している義母に
昨日の夜熱があったことを伝えた。
私の言うことは聞いてもらえず
仕事に行ったと報告する。
『ねぇ桜ちゃん。
嫌だったらいいんだけど一緒に暮らさない?』
「その事なんですけどまだ聖さんに
話をできていなくて…
昨日も帰ってきて話す時間もなかったので…」
話さなくてはならないと思いながらも
疲れている聖を見ると言い出せなかった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


