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幸せになれる恋
第23章 プロポーズ

「泣くなよ。結婚するんだろ?
それ受け取ってくれるの?
お前のって感じしない?
ピッタリだと思ったんだけど...」
「うん…うっ。ン…」
「だから桜も言いたい事やりたい事あれば
すきにしたらいいから。
俺に遠慮とかなし。
俺の家だからはここお前の家でもあるし
俺の金とかは養うなら当たり前だし。
好きなことすればいいよ。
ほらあいつもいるんだし」
聖はハウスにいる仔犬を指さして
ニッコリ笑ったら
「そうだ!!ドッグラン行きたい!!」
「は?何でそうなるんだよ?」
「したいことしろって。
だから行きたいんです。」
「それよりいい雰囲気になるとか
そういうの期待したのに」
「なるわけないじゃないですか。
名前も決めなきゃ…」
「お前プロポーズ受けた奴の行動じゃねぇな。
普通仔犬より俺じゃねぇのか?」
「普通って…何ですか?」
「あーーー!!もういいよ!!
好きにしてくれ。
でも、もうそろそろ俺も限界だから
今日の夜は期待しとくわ」
「うわ。もうイヤラシイ…」
「ははは。なら名前決めるぞお母さん。」
「はい!!男の子だから...」
二人はお昼まで仔犬の名前を決めるのに
喧嘩しそうな勢いで話していた。

