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幸せになれる恋
第2章 桜の恐怖
しばらくして電車が動きだす
桜は顔面蒼白。血の気がひいて
フラフラしそうになる
聖はそんな桜を見て
「気分悪い?降りるか?」
桜は聖に迷惑になると思い
「私、次で降ります。聖さんは帰ってください」
「降りんの?」
「はい。タクシー乗ります。」
そう桜が言うと聖は何かを理解した。
「そう。じゃあ俺も次で降りてやる
家まで送ってやるから」
「だ、大丈夫です。聖さんは帰ってください」
「何で?」
「何でって…迷惑かけれません。」
「迷惑じゃねぇーよ!お前電車乗って
真っ青な顔してんのに
大丈夫とかありえねぇ。」
「でも、、本当にタクシーで帰りますから」
「だから同じ駅だから一緒にタクシーで帰る」
「でも、、、」
「悪いな…駅でぶつかって余計に怖がらせた」
「余計にって……」
「悪い。早く気付けなくて」

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