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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第3章 クリスマスイブの幸せ-仕事と寂しさと喜びと
「ありがとうございます朔夜叔父様」
「ん?
俺はこの程度しか出来んからな‥
技術屋は技術屋らしくだ」
「くすっ‥
凄いですね技術屋さんって、形が無いところから形を作る‥
それもこんなに綺麗な物を簡単に‥」
「来年は巨大クリスマスツリーを作ろう‥
前々から企画すれば、どんな大きな物でも可能なんだ」
「来年‥‥期待しています朔夜叔父様‥‥」
「期待してろよ嬢ちゃん」
そう朔夜叔父様は言って、少し躊躇った感じだったけど、頭をポンポンと撫でられた‥
やっぱり叔父様も気になっている、あの時の事。
だから言った‥
朔夜叔父様は信用していると、朔夜叔父様の隣で‥
この距離は信用していないと近付けない距離、本当に数人にしか出来ない距離。
「・・・嬢ちゃんは人に恵まれているんだ‥
俺や紀永、遠藤や早乙女邸の秘書達、みんな嬢ちゃんを心配しているんだよ、他にも沢山いそうだなぁ‥‥」
「・・・はい、分かってます・・・
みんな過保護なくらい心配してくれますから‥」
「分かっていれば良いさ」
分かってる、みんな心配してくれている事は‥
早乙女邸のみんなも米国も、みんな私の事を心配してくれているって‥
朔夜叔父様じゃないけれど人に恵まれているって。
もう少し反射するツリーを見ていたかったけど、私は窓まで歩き朔夜叔父様が作ったツリーを手に持った。
「遠藤さんも朔夜叔父様も‥
今年はクリスマスなんて諦めていたのに‥‥ありがとう‥‥朔夜叔父様‥‥」

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