この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!

このはside
「お待たせ~。って、それ借りたの?」
「ああ。重いしな。後で返しに来ないと」
私達は合流して学校へと帰る
「伊織、谷川さん半分持つよ」
高橋君の言葉に甘える
それでも学園祭の準備の量となればやっぱり多かった
「多田君、それ重くないですか?」
「押すだけだから、大丈夫。学校も近いし」
高橋君と伊織ちゃんが前を歩いているので、私は多田君と後ろを歩く
「そうですか」
「うん」
「・・・」
「・・・」
何を話していいかわからず黙ってしまう
「・・・え~と・・・師範は元気?」
「げ、元気ですよ」
「・・・そか」
「た、多田君は?げ、元気ですか?」
「お、俺?まぁ・・・見ての通り元気かな?」
二人ともぎこちないのは仕方ないよね
それでも、私は何とか話をしようと会話を探した
「い、伊織ちゃんと、高橋君は・・・仲良しですね」
「だな。・・・谷川さんは?」
「私?」
「師範と・・・仲良し?」
「だ、だと思います・・・」
やだ・・・訊かれただけなのに恥ずかしくて俯いてしまう
「そっか~。羨ましいな・・・」
「羨ましい?」
「何でもない。ただ、いいな。って思っただけ」
多田君?
「あ、あの・・・」
「ん?」
「わ、私では・・・その・・・話せないかもですけど・・・け、啓介さんに話してみてはいかがでしょうか?」
「師範に?」
何となく・・・本当に何となくなんだけど、多田君が何かを考えてる様だったから・・・
「はい・・・その・・・悩み事とか・・・」
「悩み事かぁ・・・そうだな!!今度、師範に訊いてみようかな?」
多田君が明るく応えてくれたので少しホッとした
「なになに?何の話?」
伊織ちゃんが笑って振り返る
「お前らが仲いいなって、話だよ」
伊織ちゃんの顔が赤くなる
「学校、着いたぞ」
授業はまだ終わっていない
クラスの皆の元へ急いだ
「お疲れ~」
「ただいま!!お!!飾りもいい感じだな!!」
高橋君の言う通り、作業もはかどっている様だった
教室の雰囲気は一変し、学園祭へと彩られていく
机や椅子はティッシュの花で飾られ、黒板には大きくメニューが書かれていた
(Welcome♡浴衣喫茶)
センスの良い看板や飾り付けに皆のセンスがキラリと光る
いつもとは違う雰囲気にドキドキした
「お待たせ~。って、それ借りたの?」
「ああ。重いしな。後で返しに来ないと」
私達は合流して学校へと帰る
「伊織、谷川さん半分持つよ」
高橋君の言葉に甘える
それでも学園祭の準備の量となればやっぱり多かった
「多田君、それ重くないですか?」
「押すだけだから、大丈夫。学校も近いし」
高橋君と伊織ちゃんが前を歩いているので、私は多田君と後ろを歩く
「そうですか」
「うん」
「・・・」
「・・・」
何を話していいかわからず黙ってしまう
「・・・え~と・・・師範は元気?」
「げ、元気ですよ」
「・・・そか」
「た、多田君は?げ、元気ですか?」
「お、俺?まぁ・・・見ての通り元気かな?」
二人ともぎこちないのは仕方ないよね
それでも、私は何とか話をしようと会話を探した
「い、伊織ちゃんと、高橋君は・・・仲良しですね」
「だな。・・・谷川さんは?」
「私?」
「師範と・・・仲良し?」
「だ、だと思います・・・」
やだ・・・訊かれただけなのに恥ずかしくて俯いてしまう
「そっか~。羨ましいな・・・」
「羨ましい?」
「何でもない。ただ、いいな。って思っただけ」
多田君?
「あ、あの・・・」
「ん?」
「わ、私では・・・その・・・話せないかもですけど・・・け、啓介さんに話してみてはいかがでしょうか?」
「師範に?」
何となく・・・本当に何となくなんだけど、多田君が何かを考えてる様だったから・・・
「はい・・・その・・・悩み事とか・・・」
「悩み事かぁ・・・そうだな!!今度、師範に訊いてみようかな?」
多田君が明るく応えてくれたので少しホッとした
「なになに?何の話?」
伊織ちゃんが笑って振り返る
「お前らが仲いいなって、話だよ」
伊織ちゃんの顔が赤くなる
「学校、着いたぞ」
授業はまだ終わっていない
クラスの皆の元へ急いだ
「お疲れ~」
「ただいま!!お!!飾りもいい感じだな!!」
高橋君の言う通り、作業もはかどっている様だった
教室の雰囲気は一変し、学園祭へと彩られていく
机や椅子はティッシュの花で飾られ、黒板には大きくメニューが書かれていた
(Welcome♡浴衣喫茶)
センスの良い看板や飾り付けに皆のセンスがキラリと光る
いつもとは違う雰囲気にドキドキした

