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オカシ屋サン
第5章 バスク風チーズケイク②

「お前は男なら誰でもいいのだと思っていましたが…。それどころかこんな道具ひとつで悦ぶような身体だったとは。節操の無い女だ」
「だ、誰でもいいなンて誤解です─ッ‥ぁぁ…」
「嘘を付いても無駄…。私の留守中、何人もの男をここへ連れ込んでいた事は確認済みです」
···!
何人もだと?
「下の階に住む既婚の男に…街で声をかけてきたホスト、私が一度家に招いた会社の部下、そしてあの宅配の小僧……ああ、他にもいますよね?」
「ちがぅ…‥違うのおお‥ッ…ア、ア、ア…!」
「もうひとり……つい先日隣に引っ越してきたと言って、チーズケーキを差し入れに来た男──」
「アっ、あの人は……桐人(キリト)さんは違うの…!!…‥ホント‥に、ただ、チーズケーキを…」
「 " あの人は違う " と?──ではやはり他の男とは厭らしい事をしてきたのですね!」
「…ハァ‥ぁ!あぅぅぅ…!」
罵られ怒鳴られて、三恵は甲高く喘いだ。

