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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第39章 ロングロードへの扉
テーブルには、なかなか豪華なオカズの数々が並んでいる。
ロールキャベツに照り焼きチキン。コロッケに唐揚げ……
「……すごい量だね…嬉しいけど……」
そう。これを愛情の量だと考えれば嬉しいに越したことはない。
以前、朝食に作ってくれた目玉焼きとウインナーとは雲泥の差がある。
でも呟いた俺に晶さんは何故か申し訳なさそうな顔を見せていた。
「……え…もしかしてお惣菜…とか…」
恐々尋ねたら晶さんは首を横に二回振る。
「……ちゃんとした手作りだよ」
「……そ…うだよね…」
「マスターのね」
「………」
ちょっとドキドキしながら晶さんの言葉に返したら、そんな返事が上乗せされた。
俺は晶さんを白い目で見る。
「……作ろうと思ったんだよ昨日はっ」
「“昨日”ね。いいよべつに……何も文句はないよ……」
言いながら思いきり肩を落としてテーブルに着く。
「いいじゃん!プロが作った料理なんだからっ!」
「だから何も言ってないじゃん……」
「口で言ってないけど背中で思いきり言ってるじゃんっ!」
「………」
「ほらあ!」
料理を見つめ、顔を上げた俺を指差して晶さんはそう叫んだ。
だって帰った瞬間、愛情を感じたのに……
俺の周りをピンクのお花がめちゃ飛んだのに……
今、なんだかすっごい侘しいんですけどっ…

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