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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第27章 想いすぎるからこそ
「晶さんも可愛いかったよ…」
「へ?…なにが?」
主語もなく夏希ちゃんは誉めてくる。
聞き返したあたしの耳に夏希ちゃんは唇を近づけた。
「カップラーメン一生懸命頬張ってる晶さん可愛いかった」
「………」
え…
鍋をかき回す手がつい止まり、夏希ちゃんはあたしの手の上に自分の手を重ねる。
「止めちゃうと焦げちゃうよ」
そう言って一緒にオタマをぐるぐるとかき回し始めた。
「事務所に行ったら編集済みのCMのディスクとラーメンがあった」
「………」
「みそコーンチャウダー旨いね?撮影でどれだけ食べた?」
「……よ、四個かな…」
夏希ちゃんはさらりと聞いてくる。
「カップラーメンの四個はキツいね?」
「あー…全部食べた訳じゃないし……」
「そうだね、半分くらい噴き出してたしね……」
「………」
夏希ちゃんはあたしの体をくるりと回し後ろを向かせると鍋の火を止めた。
向かい合ったお陰で夏希ちゃんの物言いたげな顔を間近にする。
「臨時のバイトって事務所絡みだったんだ?」
「……ごめん…」
「怒ってる訳じゃないよ…社長が絡んでるならしょうがないし…」
夏希ちゃんはそう言って抱き締めてくる。

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