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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第40章 愛しい君とエンドレス・LOVE〜二人の終らない恋物語〜

「“ハネムーンを楽しむ新婚さん”今回の設定はそれだからカメラは意識しないようにね…」
「……で、どうすれば…」
取り合えずおとなしく手を引かれながらデッキを歩く。
撮影もこれで数回目。
経験はあれど、やっぱりあたしの本職は写されることではないから、一切指示のない撮影は逆にとてもやりずらい。
カメラを向けられれば動きが止まってしまうのが一般人の悲しい性だ。
そう思うあたしを少し前を歩くマリオは振り返る。
「大丈夫。プロが付いてるから」
「……それは心強い」
笑顔のマリオへそう返した言葉に嘘はない。
何だかんだと言ってもやっぱりマリオはプロのモデルだ。
歩いても振り返っても止まっていても……
撮られた画はばっちり決まっている。
今まで一緒に撮影をしてきて何度ととなくマリオにリードを任せっきりなのは、案外あたしもマリオを信頼しきっているってことだから。。。
「そこ、上がってみようか」
マリオはあたしを船の船首へと誘導した。
実際に船が走っていたなら豪快に波をきって進む景色が拝めたんだろう。
柵の端に立つと海面からの高さも眺めもさすがは巨大な豪華客船。
飲み込まれそうなほど圧倒される。

