この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第40章 愛しい君とエンドレス・LOVE〜二人の終らない恋物語〜

シャワーを軽く浴びて身支度を済ませる。
明かりを消したままの暗がりで物音を最小限までに抑えて準備を整えると、今だ深い眠りに落ちたままの晶さんにもう一度キスをした。
「行ってくるから……」
囁いた言葉に返事はない──
でも、それでいいんだ……。
ちょっと切ない気もするけどそれでいい。
淋しくてももう不安は沸いてこないから。
そう思う俺の顔には勝手に笑みが溢れてくる。
こんなに可愛い寝顔をこれ以上眺めたら離れがたくなってしまうから……
俺は自分を律して屈めていた腰を真っ直ぐ伸ばした。
晶さん……
待っててね
目を閉じたままの晶さんに背を向ける。
先ずはやるべきことをこなしてから──
そう気合いを入れてドアを開ければ、まるで一人舞台の照明のように、朝陽が俺を一気に照らす。
俺は大きな深呼吸を一つした──
「……よし、」
プライベートの柏木夏希から俳優、藤沢聖夜へとスイッチが一瞬で切り替わる。
真っ直ぐに前を向いたそんな俺を後押しするように、太陽は清々しく光り輝いていた──。

