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第8章 同居人

『ねぇ、梨花のことは好き？』

『大事だけど、好きとは違うかもしれない。
家族ってのが大きいよ』

『もし、梨花が浮気とかしてたらどーする？』

『梨花には出来ないだろうけど、してたら
許せないかもしれないな。だって僕とは
何もしてこなかった訳だしね。浮気してる
僕が言える立場じゃないか』

美咲ちゃんと色々話しをして美咲ちゃんは
梨花の部屋に戻って行った。

『あー疲れた！メス豚何モジモジしてるの？
なんか、床に擦りつけてない？あれ、
泣いてたの？可哀想だね……あんたの
旦那私に夢中になってたよ……』

口のガムテープが剥がされた。

『ありがとうございます……けんちゃんを
満足させてくれて……』

『なんか、ムカつくね。その言い方』

『申し訳ありません……』

『まぁ、いいわ。私は明日帰るし、後は
ご主人様がどうするか決める事だしね。
とりあえず、誰が見ても梨花はメス豚にしか
見えないから、私の役目は終わり……』