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第5章 出逢い

痛みに耐えるのがやっとだった……
気がつくとご主人様が
私の涙を舐めていた。

全てが私の知らない世界だった……
顔を舐められたのも、
初めてだし、私がこんなに感じる人だと
自分が一番びっくりしていた。

『風呂入ろう！先入ってるから、
落ち着いたらおいで』

『はい』

お風呂に向かって洗面所の鏡には
私とは思えない姿が映っていた。

首輪をつけて、身体は赤く叩かれた
跡が沢山残っている。


『失礼します』

私はどうしたらいいのかわからなくて
洗い場に正座した。

『梨花ここにおいで』

ご主人様が抱っこしてくれている。

『私……初めて男の人とお風呂に入り
ました……』

『梨花って面白いね。奴隷より彼女に
したいタイプだよ。甘やかしたくなる……』