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第19章 ももちゃんの未来

歩くのも、ぎこちない感じで……
でも……少しでもおかしい人に
見られないように、必死で普通にしてた。

改札の前で、ご主人様が待っていた。

『待たせ過ぎだぞ』

『すみません……』

ご主人様が私の前に鍵をわざと落として


『梨花、とってくれる？』

こんな人混みの中で……
少しでも、下を向いたら多分
見えちゃう……
スカートの中でバイブが……

『梨花早くして……』

『はい……』

私は諦めて急いで鍵を握って
ご主人様に渡した……

『変態だね。丸見えだったよ……』

私はもう、ご主人様の命令に
従うしかできない……
逃げる事もできない……
無理だよ……って思いながら
ご主人様の命令を待ってる私も
ちゃんと存在してるの。