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溶かされてみる?
第7章 激情
※みんなが子ども時代戻ります。
10年前の夏の日…
遠哉→15歳 暁翔→13歳 彰→12歳
黎泱→8歳 律→8歳 恋→7歳 皐→6歳
俺たちは誠司さんに連れられて
公園でいつものように野球をしていた。
「おい、あきと!ずるいぞ!」
律がいつものように暁翔に負けると試合後に文句を言う。
「律はお子様だから、大人はお子様とは違うからな」
「大人ってヒキョーだ!!」
と言いながら取っ組み合いを始める。
「暁翔!律!喧嘩はやめろ!!」
「そういうジョーはおしりにいっぱいどろついてるよ」
「な!」
彰と皐も言い合いを始める。
「みんないつも元気だね〜〜」
「はあ、まともに練習ができたことがないな。」
2つの言い合いをやれやれと言いながらみている黎泱と遠哉。
タッタッタッタ…
「あ、あの…!」
そんな俺たちの元にボールを抱えて走ってきた1人の女の子。
「これ、あっちにいたらころがってきたから…」
みんな一斉にその女の子の方を見ると、女の子は笑顔でボールをはいと差し出す。
一番近くにいた皐がそのボールを受け取る。
「わざわざありがとうございます」
遠哉がそう言ってほらお前らもお礼といって各々お礼を言った。
「みんな仲良しなんだね」
そんな俺たちの姿を見て、何かおかしかったのかクスクスと女の子は笑った。
「なかよしじゃねー!あきとなんてヒキョーだから大嫌いだ!」
「俺だって律みたいなガキの相手なんて嫌だね。」
そうやってまた喧嘩をし始める律と暁翔。
次は遠哉が喧嘩を止めようとした瞬間…

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