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隷吏たちのるつぼ
第4章  第三章 詭謀の酬い
 征四郎はバッグから取り出したハサミで腕のビニールテープを切ると、ぐったりとして拒むことができない悠香梨を万歳させ、首の後ろまで捲ったドルマンニットを捻り束ねた。後頭部で手を組むように座らせたバストの上下へ、直接、新たなビニールテープを貼り付けて背もたれとともに幾重にも縛りつける。

「……な、なに、すんの……」

 悠香梨が荒いだ息を吐きながら不審を口にしたので、ニヤリと笑って、ソファの足につま先を引っ掛けると、

「決まってんじゃねえか。こうすんだ……、よっと!」
「う、うわっ!」

 テコの要領で背もたれを後ろに引いた。重心が崩れたところで、手を離す。

「いっ、たぁっ!!」

 括り付けられていた悠香梨ごと、けたたましい音でソファが後ろへ倒れた。

「おらっ、いよいよだぜっ!」

 悲鳴を上げた悠香梨のクロップドパンツを真上に引っ張り上げ、乱暴にヒップから脱がせていく。叫び声を上げて脚をバタつかされようが、天地が逆になっていては無抵抗に等しかった。ヒールを落とし、まるで漁で打った網を引き揚げるように、長い脚からスキニーを抜き取った。

「うう……、い、いや……」
「あーあーあー、ベットベトだ」

 ボディラインに密していたクロップドパンツの下は、予想通りのTバック。背後に向かって一気に切れ込む黒地のクロッチの両側が、足の付け根から太ももに至るまで濡れ光っている。

「み、見ないで……」
「いーや、丸見えだぜ悠香梨ちゃん? オマ×コがはみ出しそうだ」

 ヒップへ食い込んだ細い布地に指を差し込む。

「いやあっ、もう、許してっ! こんなのやだっ……!」

 すると遂に、悠香梨は許しを乞い始めた。

「ふざけんなよ、自分だけイッといてよ」

 ためらいなくクロッチをハサミで切り落とす。前布が垂れ下がり、悠香梨の股ぐらを隠すものは何もなくなった。

「おお……、すげえ……」

 素直に感嘆した。
 Iライン、Vラインはしっかりと整えられ、その真ん中で、いかにも美味そうな肉の割れ目が息づいている。我慢に我慢を重ねて待った媚肉の狭間から、トロリと白んだ汁が滴っていた。女陰の口が抗弁をするように蠢めくが、潤んだ肉ビラがはみ出していては、何の説得力もない。
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