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甘い時間は2人きりで
第26章 クリスマス
溜め息を吐くと、ゆっくりと「ソレ」を身に纏った。
着用すると、鏡の前で姿を確認する。
なんか…自分じゃないみたい…
てか、こんな格好…私27だよ…
ダメだ…恥ずかし過ぎるから脱ご…
「茜さんまだー?」
「ひゃああ!?」
また背後から春人に声を掛けられ、大声を出してしまった。
「ちょ、ノックぐらいして…」
振り返ると、春人は固まったまま動かない…
「あ、茜さん…」
「ち、違うの!これは美咲が…!?」
春人へのプレゼントを買いに行った際、美咲の悪ノリで買ったもの。
それは「ミニスカサンタ」の衣装。
下着が見えそうなくらい短いスカートと、胸の谷間が強調された作りになっている。
スカートの裾を引っ張り、胸を隠して春人に見えないようにする。
「茜さん…」
「は、はい…」
上ずった声で春人が話してくる。
やっぱり春人でも引いて…
「すんげえエロい…」
「は…えっ!?」
「はぁ…めっちゃ可愛い!」
「うわぁ!?」

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