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甘い時間は2人きりで
第2章 夜のレッスン
「ごちそうさまでした」
「うん……」
どうしよう…
酔った勢いで春人に甘えようと思ってたのに、酔えなかった…
私の方がペース早かったのに。
焦ってるから?
「食器洗っとくから、茜さんお風呂入って来てもいいよ」
「ああ、うん…」
お言葉に甘えて先にお風呂に入ることにした。
全身を洗い終えて、ゆっくりと湯船に浸かる。
「あったかい…」
お風呂から出たら、春人とエッチするのかな?
まだ甘える心構えとか出来てないのに…
甘えないから嫌だって言われたらどうしよう…
ーーーーーーー
「お先です…」
「…大丈夫?めっちゃ顔赤いけど」
変な想像のせいで長湯してしまい、湯船から上がる時には茹でダコみたいに赤くなっていた。
「大丈夫」と力の無い返事をして春人の隣に座ると、頰を優しく撫でられた。
「すっぴんやね」
「へ、変でしょ?」
「そんなことないよ。幼くなった感じで可愛いよ」
頰に添えられていた手は後頭部に回されて、そっと春人の方へ寄せられた。
そのまま唇を重ね、角度を変えて優しく吸われる。
胸の奥の不安も溶かされるような気持ちのいいキス…

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