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甘い時間は2人きりで
第25章 不安を打ち消す存在

春人にエッチな行為をされるシーンが頭に浮かんで、思わず顔を伏せた。

「ふふっ、顔真っ赤。どんなこと想像した?」
「やっ!」

顔を見られないよう、窓際に背けた。

「…急いで出て来たから、厚着しただけだし、化粧だってしてない…」
「ドライブするだけやから、それに化粧してなくても可愛いで?」
「可愛いとかそういう問題じゃないの…」

窓の外を眺めていたら、車はコンビニの駐車場に入った。

「ちょっと待っといてな」

しばらくして帰って来た春人の手には、私のお気に入りのミルクティーが。

「あとはカステラ。そのミルクティーと一緒に食べるの好きって言ってたから。まだ8時やからセーフ」
「わー、ありがとう。最近食べてなかったから嬉しい…」

春人から受け取ると、カステラと紅茶を頂いた。
紅茶とカステラの甘さが絶妙にマッチして美味しい!
美味しくて、すぐに平らげた。

「お腹膨れた?じゃあ、今心に抱えてること、俺に教えて?」




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