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梅の湯物語
第1章 ようこそ梅之木町へ
「亮太、知らねぇのかい?
先走りで出来ちまうのは男
女がオーガズムに達して子宮の奥深くに射精して出来るのは女なんだよ。
つまりよ、子供が男ばっかってことはお前の我慢が足りねーってことだ。
もっと嫁さんイカせてやらねぇと」
「そうなの?! 隆さん」
亮太は前のめり。
「おうよ」
ジジイは誇らしげに腕を組んだ。
「今晩早速試してみるよ」
「ガンバンな」
「何を試すのぉ?」
不思議顔の子供が大人を見上げる
「母ちゃん喜ばしてやるんだ」
隆がいうと
「僕も」
「僕も」
と子供たち
「それは父ちゃんにしか出来ねぇんだ。
もうちっと大きくなったらオメーらにも教えてやらぁ」
不思議そうな子供の頭を撫でて
隆さんは
「お先」
と出ていった。

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