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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第15章 命の・・・重さ
『おじゃましまぁす♪』


『おぅ、おつかれ
今日は早かったな?』



週末の仕事帰りのマリアが
お店でもらえる賄いメシ持って
俺の元にやってくる。


中々見慣れた光景なんだな



『美味い♪…これマリアが作ったの?』

『うん♪トッピングやり放題(笑)
だからオリジナルの一品なのだ~♪』



お店で食べるはずの賄いを
マリアは週末は必ず持って来てくれて
こうして一緒に食べる。



『もう食わねぇの?
働いて来たんだから、いっぱい食えよ?』


『ん~…今日はもうお腹いっぱい
あとは、ゆぅちゃん食べて♪』





それこそ平和ボケじゃないけどさ

こんな、ひとときだったり

何気ない瞬間が…幸せ・・・っつうか


ぁ、ヤベ
なんか…言っといて照れくせぇ



あ・・・?
誰だコラ?

今、笑ったろ?オイ?

らしくねぇって?

うっせぇーぞ!?

久々に、うっせぇーぞっ・・・(笑)









・・・でもさ




なんか…命があんのが

有難てぇなぁ・・・なんて




ふと思っちまったぜ?





生きてるから、こうして
マリアとメシ食って
笑って



なんでも、生きてるから
出来ることであって


生きてるから…楽しいんだよな。




マリアが拾った、いつかのネコも

イヌも、サルも、ウサギも、ネズミも…





メダカもカエルも…ミミズも…オケラも


(……って、なんかそれは・・・???)




そして


俺ら人間も・・・


ある日、母親から


かぁーちゃんから

当たり前みたいに生まれて

当たり前みたいに育って



でかくなって

ナマイキになって


いつの間にか大人になって

こうして…毎日


当たり前みたいに

生きてんだよな…。




命があんのって…

当たり前みたいで、尊くて



有難い…重みのあることなんだよなぁ









・・・って



(なんかは知らねぇが)

人が浸ってんのに





プシュっ・・・!





『?…;💧』



いつの間に…どこ行ってやがった?(苦笑)



ペットボトル片手に

マリアは


・・・ゴクゴクっ。




『ハァ・・・スッキリした』


『炭酸飲むの珍しいな?(笑)』




マリア疲れてんのかな?

まぁ…そんな色々が

尊くて、幸せだぜ?
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