この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
女王のレッスン
第3章 ■奉仕のセンセイ
「2皿持っていってくれる?すぐに行くから」
「はい」
言われて2皿持ち、また居間へ行く。
さっきのお茶が4つ注がれていて、瑛二さんと稜くんは向かい合って座っていた。
「どうぞ」
「ありがとう。なんか高級感」
「今日の人に貰ったんだって。すっごく大きかった」
「スポンサー様様だな」
なんとなく稜くんの隣に座ってしまった。
グラスを手にしてひと口飲んだらそのまま一気に飲み干して、稜くんに鼻で笑われながら注がれた。
「ルカ、金曜の夜って忙しいか?」
「今週?そんなことはないけどなんで?」
「691で19時から緊縛ショーあるんだけどお前出ない?」
「はっ?」
緊縛ショーって、カナちゃんがしていた?
昨日したみたいな即興のそれじゃないちゃんとしたやつ?
「無理っ!無理無理!絶対無理!」
首も手もぶんぶんと振って拒否した。出来る訳がない。
「だぁよなー」
「あれ、前モデル使ってなかったけ?」
「そうなんだけどな……」
「何が無理なの?遥香ちゃん」
お皿を持った結衣子さんが現れて、私と自分の前にそれらを置いた。
その様子を瑛二さんは見上げ、視線に気付いた彼女はそちらを見る。
「何?瑛二くん」
「ユイ、金曜に緊縛ショーのモデルやんない?」
「はっ?」
私と同じ反応。立ったままで、目をぱちぱちさせながら結衣子さんは瑛二さんを見た。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


