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ショートストーリーズ
第49章 さやか ~寒冷責め~
まだ10月半ばだというのに、テレビ画面の中の気象予報士は「きょうは12月中旬頃の気候」と伝える。こんな日の調教。人一倍寒がりのさやかは一層辛い思いをすることになる。
部屋の窓の外側に、狭いながらもベランダのようなスペースのあるホテル。そのベランダに連れ出すと、着衣のままでも寒そうに両腕をかかえるさやか。
「裸になれ」
一瞬、目を見張るような表情を見せたが、予想はしていたのだろう。
「はい、ご主人様・・」
そう言ってさやかは一枚ずつ脱いでいく。
奴隷の証として常に身に付けさせているチョーカーだけの全裸になったさやかは、余りの寒さにじっとしていられず、その場で足踏みをするようにして震えている。
「土下座して待っていなさい」
それだけ言うと私はひとり部屋に戻り、窓を閉めて鍵をかける。窓ガラスの向こうでぎこちなく膝を曲げ、土下座の姿勢をとろうとするさやか。今からどれくらいの時間尋常でない寒さに耐え、土下座の姿勢を保ち続けなければならないのか・・・
それはさやかにはもちろん、私にも分からない。
部屋の窓の外側に、狭いながらもベランダのようなスペースのあるホテル。そのベランダに連れ出すと、着衣のままでも寒そうに両腕をかかえるさやか。
「裸になれ」
一瞬、目を見張るような表情を見せたが、予想はしていたのだろう。
「はい、ご主人様・・」
そう言ってさやかは一枚ずつ脱いでいく。
奴隷の証として常に身に付けさせているチョーカーだけの全裸になったさやかは、余りの寒さにじっとしていられず、その場で足踏みをするようにして震えている。
「土下座して待っていなさい」
それだけ言うと私はひとり部屋に戻り、窓を閉めて鍵をかける。窓ガラスの向こうでぎこちなく膝を曲げ、土下座の姿勢をとろうとするさやか。今からどれくらいの時間尋常でない寒さに耐え、土下座の姿勢を保ち続けなければならないのか・・・
それはさやかにはもちろん、私にも分からない。

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