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ショートストーリーズ
第14章 裕美子 ~呼び出し~
ご主人様からのお呼び出し。

もちろん、何を差し置いても、ご指定の場所にすぐに向かう。責め具のいっぱい詰まった重いバッグを抱えて。

とても嬉しいけど、とても不安・・・きょうはどんなご調教かしら・・



ご指定の場所。ご主人様の車をみつけた。助手席に乗るようにとのご指示。ここからまたどこかに移動するのかな・・・

「しゃぶれ」

助手席に座ると同時のご命令。車の脇を通る人がいたら見えてしまうけれど、ご主人様のご命令は絶対・・

「はぃ・・」

裕美子は返事をして、ご主人様のベルトを外す。ご主人様のものが、すでに大きく固くなっていらっしゃるのが嬉しぃ・・始めから激しくするのではなく、ねっとりとしたご奉仕がご主人様のお好み。裕美子は舌を長く伸ばして、ご主人様のものを、根元から丁寧に舐めあげる。

「いかせろ」

20分ほどご奉仕を続けたところで、珍しくご主人様からのご指示。

「はぃ・・・」

裕美子は少しピッチをあげて上下にスロートを繰り返します。

「うっ・・」

ご主人様の小さなうめき声と同時に、裕美子の口内に広がるご主人様の体液。奴隷としてとても幸せなひととき・・・

「呑め」

少しでもこぼしたりしたら、厳しいお仕置き。裕美子は口の中のものを注意深く、でもご主人様に聞こえるように、ゴクッ と音をたてて呑み込みます。もちろん、ご主人様のもののお掃除も奴隷のつとめ。舌と唇で隅々まで丁寧にお舐めします。

「ありがとうございました」

狭い車内ですが、座席に正座し、手をついて御礼を申し上げます。

服装を整えたご主人様から

「降りろ」

とのご指示。

「はぃ・・」

「荷物もだ」

裕美子が抱えてきた大きなボストンバッグも車から降ろされました。

すぐに車のエンジンがかかる音。次の瞬間、ご主人のお車は、あっという間に走り去ってしまいました。あとに残されたのは、まったく使われることのなかったバッグいっぱいの責め具と裕美子・・・


(ご主人様、お忙しいのに呼んでいただいて、裕美子の口を使っていただいて、ありがとうございました。)

裕美子は、口内に残ったご主人様の残香を確かめながら、そう心のなかで御礼を言ったのです。

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