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ショートストーリーズ
第12章 さやか ~鬼畜な日 2~
「裸になれ」

冷水のシャワーを頭から浴びせ続けたままでの命令。

「はぃ・・ご主人様・・・」

さやかは膝立ちになり、頭の上から激しく浴びせられる流水のなか、震える手で服を、次いで下着を脱いでいく。

「両手は頭の後ろだ」

「・・はぃ・・・」

全裸で肘を高くあげ、両手を頭の後ろで組んだ無防備な姿勢。この姿勢を取らされれば、次に自分に襲いかかるのが容赦のない鞭の嵐であることを、さやかは分かっている。降り注ぎ続ける冷水に冷えきった身体は、一本鞭の過酷さを倍加させるだろう。

「・・あぁ・・・」

私は手にした短いタイプの一本鞭を無表情に見舞う。

「あぁーーっっ」

水しぶきが飛び、さやかの悲鳴がバスルーム内に響き渡る。

「あーーーっっ・・」

「痛ーいっっ・・・あっ・・あぁっ・・・」

姿勢を維持することができず、床に倒れこむさやか。だからといって、シャワーと鞭が止まることなどはない。

「何を寝転んでいる! 姿勢を正せ!」

「はぃっっ・・も・・申し訳ありませんっ」

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