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ショートストーリーズ
第11章 裕美子 ~介添え~
裕美子の部屋の寝室。ベッドの上にはご主人様と沙紀様。私は裸にされることも縛られることもなく、ベッドの脇で正座してご指示をお待ちする。裕美子のもっとも辛い時間。

「しゃぶれ」

と、ご主人様。普通なら、とても嬉しいご命令。でも・・

「舌で舐めなさい」

今度は沙紀様。大きく開かれた両足の間に顔を埋めて、もう熱くなっていらっしゃる中心部に舌を這わせる。

「中までよ」

「・・はぃ・・・沙紀様・・」

舌先を尖らせて、こじいれるようにして奥まで・・

すべては、これからお二人が交わられるための準備。裕美子が一番辛くて悲しいことを、すぐお側でずっと見ていなければならないばかりか、こうしてそのための準備をさせていただくのが、奴隷のいつもの努め・・・




お二人の濃厚で、愛に溢れた交わりは二時間ほど・・その間、裕美子に許されていのは、ただじっとお側でそれを見ていること。姿勢を崩すことも、目をそらすことも許されず、ましてや自慰など・・・

「ふぅ・・」

行為を終わられたご主人。これからが、本当の一番辛い時間・・

裕美子に向かってベッドの端に腰かけるご主人様。言葉で指示されることもないまま、私は今まで沙紀様の中に入っていたご主人様のものに舌と唇を這わす。混じりあったお二人の愛液の香りが、裕美子の心に突き刺さる・・

次は沙紀様。周囲だけでなく、沙紀様の体内に残されたご主人様のものも・・・

「私が祐二の子を身ごもったりしたら裕美子も悲しいでしょ。しっかり吸い出しなさい。ご褒美に呑ませてあげるわ」

「・・はぃ・・・沙紀様・・・ありがとう・・ございます・・」
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