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第12章 リアルを生きる僕ら

『・・・』


きゅ・・・・



ゆっくり抱き寄せた廉の体が密着して
廉の両手が俺の背中を掴む



『・・・そんな力むなよ…』


『だって・・・。・・・』



目を反らしたり、じっと見つめたり
どことなく潤んだ瞳や、小さく震える息遣いで

何とも俺の気を散らしてくれる廉の仕草が
知らぬ間に俺を誘惑する


なんかドキッとするじゃんな？
そんな表情(ｶｵ)ってさ


さっきまでギャン泣きで喚いてた女とは思えないくらい

なんとも・・・理由のない色気をもたらす。



だけどさ、俺は俺で
そんな光景の前でも、余裕のない欲望みたいな
そんなテンションにはならなかったんだよな


なんでかは、知らないけど



『…ﾁｭ・・・ん・・・わぁったから(笑)』



廉は違ったみたい？

ぐずった子供みたいに
俺にくっついたり身を捩らせたり…中々落ち着きないぜ
忙しない女だな？


廉をあやしながら(？)
さり気に防具に伸ばした俺の手を廉の手がブロックした



『つけてあげる・・・』



なに珍しい事を言い始めるのか

知らんが

俺は黙って手に取っていたゴムを渡した





・・・・んだが？





ﾊﾟｸ・・・




『・・・・は、、？』




廉が…俺を押し倒して・・・・咥える






ﾁｭｳ・・・・ﾁｭｳ・・…ﾁｭﾊﾟ





『ぉ・・・ぃ、、、廉・・・っ…？』





ﾁｭｳﾁｭｳ・・・・ﾍﾟﾛ…っ・・ﾁｭﾊﾟ…





『っ…ぁ・・・っ…ぅ・・・・廉……ゃ・・め……』




やめろ・・・の一言が

出そうで出てこなくて





『・・・っ…っ・・・う…』





ﾁｭﾊﾟ……・・・ｺﾞｸｯ






『っ…ﾊｧ・・…ﾊｧ…ﾊｧ・・れ、、、ん・・』




く、、食いちぎられるのかと思った・・・






『んふふ・・・・ザマァ♪ミロ・・・』




廉は呼吸を荒くしながら俺を見上げると
少しイタズラに笑った




してやったりな顔で、イタズラに…だけど・・



ガキみたいに・・・ちょっと無邪気に






ナメてかかると…ケガ・・・


いや


〃大怪我〃するぜ？…この女



だからさ





『ﾊﾊﾊ・・・・参った・・・・・お前には（笑）』





俺の負けだぜ