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SEASON
第2章 春は出会いの季節
下りてきた手がブレザーのボタンを外す。
さらにワイシャツの裾から入り込み、脇腹を這い上がっていく。
「んっ…!ちょ…やめろ…」
「ここもアタリかぁ。ふふっ、可愛い反応」
「なんっ…で……わかるん…んぁっ!…だよ……っ!」
くるりと動く指に弄ばれて上手く喋れない。
なんでコイツに弱点を知られているのか
しかもカナリのピンポイントで。
このまま弱点ばかり責められたら身が持たない。
「いやぁ、あくまで予想だったんだけど。ヒントをもとに…ね?」
「ヒント…?…くぅ…んんっ……!」
首筋にも走る快楽
くちびるが首をは這い、指が脇腹を這う。
夏目の言葉の意味を必死に考えようとするが
刺激に堪えるので精一杯だ
「はぁっ……もう…やめ…ろ……」
「ふっ…あはははは!いいね、その表情!じゃあヒントをあげるよ…」
楽しくて仕方がない、と言うように笑ったかと思うと
耳元に顔を寄せてこう囁いた
「『そんな顔されると…俺、我慢できなくなるんだけど』」
「…!?」
それは…その台詞は…
「海斗…?」

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