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遠い日の約束。
第14章 想いの深さ
目に飛び込んできたのは…



裸で拘束されている華の姿だった。
その両足の間には男…高宮が華に覆いかぶさっていた。

「いやっ…離して…助けて…」

華の悲痛な叫びが耳に届く。
本当に叫んでいたのか分からない。
だけど、私の心には悲痛な声に聞こえた。

「…こんなのイヤッ…イヤ――――――――」

その悲鳴を聞いた瞬間、走り出していた。
襟を掴み、思いっきり引き離し後ろに叩きつける。
ゴトンと鈍い音が聞こえてきても関係ない。
頭を打って死のうが、今の私にはどうでもよかった。

「イヤァ…助けて…助けて…葉月…助けて…」

―――葉月…

今、葉月の名前を呼んだ?
この状況で思い出した?

「華!!華!!しっかりして!!」

思い出したかもしれないと言う不安から、華の頬を両手で支え、必死で華の名前を呼ぶ。

「イヤッ…私に…触らないで…触らない…で…」

それでも、私の声は届かない。
それ程までに恐怖心が華を襲っている。
このままでは、前と同じ…心を閉ざしてしまう。
どうしたらいい?
私は、どうしたら華を救える?
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