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第38章 気になる存在、及川楓

オレは会計を済ませ店を出て駅の反対側にあるインターネットカフェへ向かった。

腹が満たされてきたら今度は眠気が襲ってきた。

さっきからウロウロと歩き回っていたせいもあって疲れてきた。

インターネットカフェはビルの3階にあった。

エレベーターに乗り、3階の扉が開くとそこはインターネットカフェの店内になっている。

フロントでオールナイトコースを選び、料金を支払い指定された部屋の番号のドアを開けた。

目の前にパソコンが置いてあり、フラット式の部屋でゴロンと横になり、パソコンを開いた。

【チャットルームで彼女をゲットしよう！】

…ん？何だこれ。

いわゆる出会い系のチャットか？

オレは画面のあちこちをクリックしてみた。

どうやら時間制で30分がいくら、一時間がいくら、といった感じの有料サイトだ。

バカバカしい、インターネットカフェのパソコンからチャットしてくる女なんて、サクラだろう。