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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第42章 雲母の馬鹿!ー俺様的新婚旅行
「・・さっきからウロウロしてますけど、大丈夫ですか?」
「えっ?
・・・日本語!?」
私の目の前に居るのは、茶黒の髪と黒目のアジアン系‥
いやいや、日本語を話しているんだから日本人の女性。
「もしかして道に迷われたんですか?」
「えーと‥‥はい、戻り方が分からなくなってしまって‥‥」
こんな外国‥ドイツの街の中で日本人に出逢えるなんて、簡単には無い‥
雰囲気からして、ドイツに住んでいる人みたいだし‥頼って良いかな?
「表通りですよね?
案内しますから、これ以上奥に行っては駄目です」
「は‥‥はい!」
私と同じか、少し年上くらいの感じなんだけど、何処かこう‥逆らえない雰囲気がある人。
「あ‥あの!
私‥小鳥遊陽菜って言います、貴方は?」
「私?
私は八神美波と言います、たまたま此処に来ていたんです‥」
私より背が高く、割とスリムな服装‥
背中の中心くらいの髪の長さで、行動的にも見える。
「八神さん、すみません‥
わざわざ面倒な事をさせて‥‥」
「私も連れとの待ち合わせで、表通りの方に行く途中だったんです‥
ですから気にしないで下さい小鳥遊さん」
気さくだけど、言葉が丁寧‥
それに美人で、こういう人に憧れるよ。

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