この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
仕事終わりは癒しの時間
第15章 彼を癒した人
山岡さんが、私のこと好き…?
「茜さん、好き…」
肩を抱き寄せられて、2人の距離が近くなる。
でも、その事実が受け入れられない。
「待って、私のこと好きって?」
「うん」
「どこが?」
「全部」
「答えになってない!」
「んー、ギャップがあるとこ、仕事に一生懸命なとこ、俺のこと癒してくれたとこ」
彼の方を見上げると、あの優しい顔で私ののことを見ていた。
「俺さ、悲しかった。急に連絡取れやんようになって」
「ごめんなさい…」
「でも気持ち伝えられてよかった…」
本当に私のこと…
ようやく現実を受けられるようになって、顔から火が出るくらい熱くなった。
「茜さん、顔真っ赤」
「み、見ないで!」
勘違いしてた自分が恥ずかしい…
「俺はさておき、茜さんは俺のことどう思ってるの?」
「えっ?」
「さっきモヤモヤした気持ちで会いたくないって言ったけど、それって何?」
「えっと……」
「ブロックしたのは、俺に彼女居てるって勘違いして嫉妬してた?
「………」
「まだ彼氏のこと忘れられない?」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


