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禁断背徳の鎖外伝・影の功労者
第3章 依頼
「・・・
君が橘君か・・・」
「はい、橘瑠衣と言います‥
遠藤とは一時期学友をしていました」
早乙女邸と呼ばれる屋敷、その中で本物の早乙女会長に会ったけど、言われているような雰囲気は無い。
なるほど‥世間一般の話だけで、実態を隠してる‥
かなり上手くやっている人だと思う。
「遠藤が是非とも君をと言った‥
だから、君という人となりを知りたくなったというところ」
「自分ですか?
見たままの、しがない探偵のような、ボディーガードのような仕事をしています‥
自分ともう1人‥開店休業気味ですけど、依頼は全てこなしていますね」
「ほう‥しがない‥か‥‥
それだけでは無いような気がするのは、気のせいかね?」
流石に早乙女会長という立場、簡単には誤魔化せない‥
穏やかそうに見えるけど、確かな目を持っている。
「・・・
産まれや育ちが少々特殊‥
これで自分の素性は勘弁して貰えませんか?
あまり話せる訳じゃ無いので‥‥」
「なるほど‥
殆ど外には出ないと聞いていたが、君は違うようだ‥
分かった、君の素性は詮索はしない、そしてこちらの依頼内容も一切外に漏らさない、これが条件」
「それで結構です」
頭が回る人‥天才肌っていうタイプだねこれは・・

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