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禁断背徳の鎖外伝・影の功労者
第7章 暗躍
「・・・
セッティング完了、後は22時を待つだけ・・」
3台のカメラ、逃がす為のスモーク装置‥全て稼働確認済み。
そして、こちらも素早く撤収出来るように、持ち込んだ機材は少ない。
「遠藤そっちは?」
『今は全部屋満室表示です‥
後は外の駐車場のカメラを、録画モードで待機しています』
「オッケー
こっちも準備完了だから手筈通りに‥」
『分かっています』
遠藤はフロントで、このラブホの基本仕様‥部屋の表示と、駐車場の監視‥
これを仕込む前、お嬢さんが吉田春夫と直接遭遇‥
走って逃げるなんていう一件を起こしているから、もしかしたら自家用車で来るのではないか?
そう見越して、駐車場の監視カメラの録画と監視を追加した。
「後15分・・
全員スタンバイオッケー」
自分は隣の部屋‥
遠藤はフロント‥
まさかの会長が、ラブホから1区画離れた場所で逃走用バイクで待機‥
そして‥本当のもしもの為に、ラブホ周辺で総司が待機‥
総司の方は、不測の事態が無い限り動かないし、会長や遠藤に総司の存在を教える気は無い。
教えられない理由があるから‥
自分の正体に関係してしまうから、総司だけは隠していたい自分の思い。

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