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お兄ちゃんといっしょ
第24章 第24章
「誰かに見られない?」
「べつに大丈夫。たぶん誰にも会わない」
「エリさんとか」
ぴたっと立ち止まり、真顔で私を見下ろす遥輝が、可笑しかった。
「…確かに、まずいかも」
遥輝にとって、42歳のエリさんは一体どういう存在なんだろう。
そんなことを考えながら私は遥輝に連れられ、カラオケに行った。
無駄に広い、8人くらい入れそうな部屋だった。
「ホテルに行くのかと思った」
私がそう言うと、遥輝はデンモクから顔を上げ「え?」と言った。
「今日はエッチしないの?」
机を挟んで向かい側に座る遥輝が、黒縁メガネの奥で目をぱちぱちさせながら私を見ている。
一曲目は、WANIMAだった。
「べつに大丈夫。たぶん誰にも会わない」
「エリさんとか」
ぴたっと立ち止まり、真顔で私を見下ろす遥輝が、可笑しかった。
「…確かに、まずいかも」
遥輝にとって、42歳のエリさんは一体どういう存在なんだろう。
そんなことを考えながら私は遥輝に連れられ、カラオケに行った。
無駄に広い、8人くらい入れそうな部屋だった。
「ホテルに行くのかと思った」
私がそう言うと、遥輝はデンモクから顔を上げ「え?」と言った。
「今日はエッチしないの?」
机を挟んで向かい側に座る遥輝が、黒縁メガネの奥で目をぱちぱちさせながら私を見ている。
一曲目は、WANIMAだった。

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