この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第23章 暮れ落ちる黄昏の時
「まだ地下には火が回っています、そして地下を崩壊させた事により、暫く揺れますよ建物が‥
これで地下部分はほぼ壊滅、地震で片付くと思います」
「という事は本当に‥」
「指導者の亡骸は闇の中」
「ええ、望んだ通りに‥
そして私の手助けも此処まで、アドルフを失った以上手を出す最大理由が無くなってしまった」
「そうか、最後にとんでもないものが見れた、誰に言っても信用しないだろうが」
「そうだな、あれは信用されん‥
言って笑われるかゲッペルス?」
「勘弁だ、王宮の穴でさえ説明に苦労したと言うのにだっ!」
「ふふ‥
その様子ですと、2人は大丈夫のようですね‥
後は2人の自由に、私は消えます、そして二度と会う事は無いでしょう」
そう言って、屋上の一番端っこに足を掛けた。
「別れの言葉は嫌いなんですよ私は、散々聞きましたから‥
ヒムラー、ゲッペルス、残りの人生を貴方方の思い通りに、私からの助言です‥‥では‥‥」
何かを言われる前に、私は屋上から空へ飛び上がる‥
そろそろ日が射す朝だが、朝靄という霧で自身の身を包めば、日中でも使える事に気付いた。
「連合軍がもうベルリン郊外近郊に‥
王都の落日は、思っているより早いかも知れません」
地上は連合軍の軍が、ベルリンを包囲突入しようと進軍を開始している。
それを空から眺め、長かった世界大戦の終わりを実感。
これから独国は、苦難の道を辿る事になる・・・・・
第1部了 next.

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


