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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第23章 暮れ落ちる黄昏の時
「誰だ!?
此処は我々だけで定数の筈!!」
やれやれ、王宮に入った途端これとは‥
どうやら戦闘は回避出来ないよう。
「待て!
その階級章はコンラート・ゼクス中将!!」
「怯むな!
ゼクス中将はゲッペルス様の敵だ!
来たら射殺して構わないと命令が出ている!!」
近くに居る親衛隊全員が拳銃を構える中、私は1人呑気‥
訓練された人間でも、拳銃を乱射されても私には適わないというのに。
「・・懲りませんねゲッペルスも‥
こんな時まで敵視とは、終わりが見えているという事に気付いていない」
「構うな撃て!!」
"パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!"
親衛隊が私が立っている場所に拳銃を発砲するが、私は既にその場所には居ない。
脚力を使い広い天井へと飛び上がり、宝剣を一振りして刃を引き出し、狙うは親衛隊の喉元!!
"タンッ‥‥ザシュ!"
勢いに任せて着地様にまず1人、そのま踏み込みまた1人‥
足りない分は風の刃を使う、1分足らずで正面の大扉を守っていた20人あまりの親衛隊の喉元を掻き斬った!
「1小隊と言ったところですかね?
気配からして、後数回の戦闘が必要」
深く気配を読み、瞳を本来の方に戻しているから分かる‥
王子と王女は謁見の間に居り、そこに辿り着くまでには、後数ヶ所親衛隊が守っている場所がある。

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