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第19章 世界を我が手に！

「・・・
私が‥‥居なくなれば‥‥‥アドルフはどう動きますかね？
あなた方を‥‥見せしめに‥‥‥そんな先もありますよ‥‥‥」


「言わせておけばっ！
どの道貴様に助かる道なんか無い！！
だからひと思いに殺してやるっっ！！！」


「・・・・・」


ガタッと椅子から立ち上がった大佐は、私が所持している剣に目を付け、それをスラリと引き抜いた。



「貴様の話は腹が立つ！
だったらサッサと口を塞げばいい！！」


「・・ご自由に‥後は知りませんよ・・・」


「まだ言うかぁ―――！！！」


「っっ！！」


ドスっと・・・


そんな音を立てるかの如く、剣は私の心臓を正確に貫く！！



「はぁはぁ‥
いい気味だ、あれだけほざいたんだからなっ！」


「大佐‥
殺してはという命令だった筈」


「ふんっ！
尋問に耐えられ無かった、それで話が付く‥
こんな見た目だけの奴は、居なくなって当然だ」



・・・くすっ‥
良く言ってくれる、見た目で誤魔化される愚かな人間共・・・