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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第19章 世界を我が手に!
「まあ‥補給充分ですから、ひと暴れはしましょうかね‥
偶には血祭りも‥捕まえたたらの話ですよ?」
「はぁ‥
決行当日の変死体は、やはりゼクス様でしたか」
「分かっていると思っていましたが?
少々力を使い過ぎましたんで、残り物を頂いたまでの事、あの混乱ですから分かりません‥
それよりも私は、ルークの30分の方が知りたいですね?」
「・・・・・・・・」
この話になると、ルークは必ず黙りを決め込む‥
絶対に言わないという意志表示、本当に何をしたのやら・・・
「言わないのなら言わなくて結構‥
私はヒムラーとゲッペルスの進行状況を見て来ます」
「はっはい‥
車を回しますので暫くお待ち下さい」
慌てて車の準備をしに行くルークと、軽くため息の私‥
あの無作為に女性を襲ったせいで、ルークの目が厳しくなってしまった。
「全く頑固なのは直りませんね‥
毎回無作為なんて事はしないと言うのに‥」
服装を整えてから、屋敷の玄関口へ・・
この不味い時期、無階級も行動を極力控えるよう厳命しているので、関連の建物内の人数は多い。
荒れ果てていたとはいえ、此処は城に分類される建物‥
収容出来る人数だけは多く、ベルリン最大のCross sels拠点の1つ。
それをヒムラーに目を付けられなければ良いのだが・・・

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