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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第15章 愛のピンクサファイア
「でも良いんでしょうか‥
此処は盟主専用の最上階・・」
「私が許可したんです、誰が背きますか?
それに彼女の治療に一々移動する手間も省けますし、一石二鳥でしょうルーク??」
「・・・
盟主お1人の場所に女性連れ・・・」
やっぱりこれが引っ掛かってしまう。
「今回の事は私の見逃しでもありますから、当然の権利だと思いますよ?
ルークに女性というのなら、私はこの居室に女性を連れ込む‥お互い様だと思いますがね??
これからも、そこに躊躇はしませんよルーク‥ふふふ‥‥」
「お互い様・・・」
まさか、そういう切り返しで話を切られるとは‥
口下手な分、余計に盟主の口には適わない・・・・・
漸くルークは納得したよう‥
この頑固者を納得させるには、なかなかと骨が折れます。
「それは良いとして‥
先ほど少し付き合いなさいと言いましたね?」
「は‥はい、いったい何処でしょうか?」
「ついでですからね、少々面白い趣向を用意しました‥
その為にルークに選んで欲しいんですよ」
「??」
さっぱり分からない、そう言いたいルークの瞳‥
それもそう、ルークにはまだ何1つ言っていないのだから。
「説明は後です、先ず行きましょう‥」
「はい・・・」
ルークを従えて、私は目的の場所へと歩き出す・・

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