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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第14章 呪縛のパウリーネールークの嘆きー
数年分の自分とパウリーネの恨みを込めて‥
初めて私怨で人に手を掛けた・・・
"ドンッ!!"
「っ!
ぐ‥うっ‥‥」
鈍い音が室内に響き、賢人を拳一撃で壁にぶっ飛ばした!
「はぁはぁ‥‥‥」
「・・・
完全にマスターしていたとは、驚きですねルーク?」
「はぁ‥‥
成功したのは‥初めてです‥‥」
そう‥この技は、盟主が暗躍と暗殺の賢人を殺り、自分が望んで教えて貰った技・・
相手の心臓に正確に拳を入れる事によって、肋骨と心臓を破壊する‥血を流す事も無く。
「上出来です‥
今の威力ですから確実でしょう‥
武器だ弾薬だと言っても、最後に頼りになるのは自分の躰1つですからね」
「はい・・・・・」
もっと苦しませる方法とも思ったけれど、パウリーネの事を考えれば、これが一番良いと判断した。
事実、調教と拷問の賢人は、あの一撃で絶命し、ただ横たわり眠っているように倒れているだけ・・・
これで良いんだ‥そう思う・・・
「他の賢人達の足音も近付いています‥
後始末をしてから、パウリーネをもう一度見ましょう‥良いですね?」
「はい盟主・・・」
まだパウリーネは完全じゃ無いという事なのだろうか?
でも自分も、他の賢人への説明が先だとは思う‥
これでは、何の事だかさっぱり分からない・・・

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