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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第12章 政党を我が物に‥
「此処で止めますか?
それとも、この先を期待しますか?
全てはテレーザ貴女次第・・」
「私‥次第・・」
「そう貴女次第です‥
私に命令権があるのなら、見回りを他の者に交代させる事も可能‥違いますかテレーザ?」
「・・・あ!」
漸く意味を理解したようで‥
さて、彼女はどういう選択をするのでしょう?
とはいえ離す気は全く無く、私はまた耳元で甘く囁く・・
「私は貴女を離したくはありません‥
こうして私の腕の中に居るのに、離れてしまうんですかテレーザ‥私はっ‥‥!」
「ぁぁ‥コンラート様‥‥」
彼女をキツく抱き締めれば、漏れる快感の吐息‥
女性を甘く誘導するのは、私が得意としている戦法‥
大概はこの話し方に騙される、本気の愛の囁きの如く・・
「私の‥元に来て下さいますね?」
「・・・・・はい‥」
ふふ‥
堕ちる女性は楽しい‥
この堕とすプロセスが、私の最大の楽しみ。
後は・・・
「ほら‥少し離れた場所に、親衛隊が1人居ます‥
彼に見回りを押し付けてしまいましょう‥内緒ですよ?」
内緒や秘密という言葉は、女性を絡め取るのに非常に役に立つ。
女性はこの2つが好きな生き物、内緒や秘密は甘美な誘惑の1つ。

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